空間を、ととのえる

音の輪郭をなぞるということ

日常は、たくさんの〈音〉に覆われています。しかしその多くは、あまりに淡く、あまりに薄く、意識の膜をすり抜けていきます。視界に入る色や形のようにはっきりと輪郭を持...
想いを、贈るヒント

一方通行の贈り物について考える

僕の妻は一人っ子で、比較的裕福な家庭で育ちました。妻の父はアクティブで社交的な人だったようで、仕事の日も休日も、朝早くからサーフィンに出かけたり、会社までの往復...
ものと、ものがたり

均された枝先に、ふと感じたこと

街を歩いていると、道路沿いに街路樹が静かに並んでいます。その多くは、ただそこにあるだけの存在なのに、季節ごとに色を変え、風を揺らし、都市の景色にほんの少しだけ“...
想いを、贈るヒント

都会の虫

都会の真ん中で働いていると、自然と出会う機会はほとんどありません。アスファルトの上で見かけるのは、車と人ばかり。そんな中、ある日、会社の中に芋虫がいました。都会...
空間を、ととのえる

人のテリトリーについて ― 電車の席で見つけた小さな習慣

電車に乗っていると、いつも同じ場所に座っている人を見かけることがあります。時間帯も、車両も、ほとんど変わらない。その人にとって、そこは“特等席”のようなものなの...
空間を、ととのえる

いつも同じ服を着るようになった理由

学生の頃は、服が「自分を表現する手段」でした。似合うかどうかより、まずは気になった服を手に取って鏡の前に立つ。少し派手なくらいの方が、心が軽くなった気がしたのを...
ものと、ものがたり

空の広さを思い出すとき

実家に帰ったとき、ふと見上げた空の広さに、息をのみました。「空って、こんなにも広くて、圧巻なものだったんだ」と。上京してからも空を見ることはあります。けれど、こ...
空間を、ととのえる

時間つぶしのない移動について

急な帰省で、片道5〜6時間の電車移動が生まれた。普段ならダウンロードしておいた映画や音楽で時間を埋めるところだが、その日は準備できずに旅に出た。結果として得たの...
ものと、ものがたり

謙虚すぎることが自慢に見えるとき

ちょっとした居心地の悪さについて最近、ふとした場で「言い過ぎないように」と用心している自分に気づきました。謙虚でいようとすると、逆に「何かを自慢しているように見...
想いを、贈るヒント

余興の大切さ — 小さな儀式がつくる、大きな高揚

子どもの頃、クリスマスの夜は魔法の連続だった。欲しいものを書いた手紙を枕元に置いて眠ると、朝になって隣にその包みがある。その瞬間の胸の高鳴りを、今でも鮮明に覚え...